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「美容師orアイリスト」就職するならどっち?

美容業界への就職といえば、ひと昔前は美容師が人気でしたが、近年はまつ毛や眉毛の施術を行う「アイリスト」の人気も高まっています。ここでは、美容師とアイリストの仕事内容やキャリアパス、将来性などを比較していきます。

目次
INDEX

美容師とアイリストの違いは?

美容師とアイリストは、主に次の4つの点で違いが挙げられます。

  1. 労働環境
  2. 施術領域
  3. 必要なスキルと知識
  4. 需要と職業の将来性

ひとつずつ見ていきましょう。

労働環境 

それぞれの労働環境を比較すると、一般的にはこのような違いがあります。

美容師 アイリスト
仕事のスタイル 立ち仕事 座り仕事
休日や残業 土日祝日は休みづらく、残業が多め 土日祝日も休みやすく、残業が少なめ

年齢性別問わず幅広い層のお客様を担当する美容師は、施術メニューの種類も多く、飽きることなく働けるのが魅力の一つ。しかし、一日中立ちっぱなし、土日祝日は休めない、残業が多いなど、労働環境はハードな一面も…。

一方、アイリストは座って行う施術がメインです。体力的な負担は少ないため、出産後に復帰しやすかったり、年齢を重ねても働き続けられるメリットがあります。

また、アイリストは美容師と比べると比較的休みが取りやすいため、仕事とプライベートを両立したい方からも、アイリストは選ばれています。

施術領域

美容師は髪の毛のスタイリングを行うのに対して、アイリストはまつ毛や眉毛といったより狭い範囲の施術を行います。

美容師とアイリストの施術メニュー

  • 美容師…カラー、カット、パーマ、エクステ、ヘアセット、ヘッドスパなど
  • アイリスト…まつ毛パーマ、まつ毛エクステ、眉毛スタイリング、眉毛脱毛など

下積みに3年程度かかる美容師と比べると、目元を専門的に施術するアイリストのほうは期間が短く、2~3ヵ月ほどでデビューできると言われています。*施術領域が美容師より限られていることも、短期間でスタイリストデビューできる理由と考えられます。

*参照元:厚生労働省jobtag「美容師/入職後の訓練期間より」(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/116)
プラスエイト公式HP(https://www.plus8.bz/recruit/about/)

必要なスキルと知識 

美容師になるには、カット、パーマ、シャンプーなどの技術力と、髪や頭皮に関する専門知識が必要です。基本的な実技や知識は美容学校で習得するのが一般的です。

アイリストになるには、美容師とは違った技術や知識の習得が欠かせません。まつ毛パーマやまつ毛エクステを施したり、骨格に合わせて眉毛を整えたりワックス脱毛したりする専門技術が求められます。

美容師とは異なるアイリストに必要な技術は、サロン入社後の社内研修や外部講習などで学んでいくことになります。

美容師とアイリストの将来性

美容師とアイリストでは、昇進して役職につきやすいか、給料が上がりやすいかどうかが異なります。就職先を探す際は、以下のステップにかかる期間などを事前にリサーチしておくと良いでしょう。

美容師とアイリストのキャリアパス例

  1. 研修期間
  2. スタイリスト
  3. トップスタイリスト
  4. 店長やマネージャーなどの役職
  5. 独立開業

また、仕事の将来性を考える上では、需要の高さを考慮することも大切です。美容師とアイリストでは美容師のほうが需要が高そうに思えますが、美容室の店舗数は増え続け、価格競争が激化しています。

一方、市場自体が拡大しているアイリスト業界は需要も上昇傾向にあります。アイリスト業界では給料を高めに設定しているサロンがあり、「アイリストは稼げる」と言われているのもこのためです。

参照元:厚生労働省「令和3年度衛生行政報告例の概況/統計表より」(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei_houkoku/21/dl/toukei.pdf)
参照元:リクルート ホットペッパービューティーアカデミー「美容センサス2024年上期」[PDF](https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20240625_beauty_06.pdf)

美容師とアイリストの
共通点は?

美容師とアイリストには共通点もあります。就職先の候補として考えてはいるものの、どちらが良いかまだ決まっていない方は、以下もご参考ください。

美容師免許

美容師とアイリストは、どちらも美容師免許が必須の職業です。まだ美容師免許を持っていない場合は、美容師免許を取得できる学校で定められたカリキュラムを2年以上学び、国家試験に合格しなければなりません。

すでに美容師免許を持っていてアイリストを目指したい方は、社内研修などでイチから技術を習得できるサロンを選ぶと良いでしょう。

接客・コミュニケーション力

お客様から支持してもらうための接客・コミュニケーションは、美容師とアイリストに共通して必要なスキルです。

丁寧にカウンセリングをしたり、施術で理想のスタイルを叶えたりするには、お客様の希望をくみ取る傾聴力も必要です。お客様から「安心して自分のことを話せる」と思ってもらえるスタイリストを目指していきましょう。

美容師とアイリストの
「働き方」を比較

アイリストは稼げる?
美容師との年収比較

就職先を選ぶ際の大切な条件ともなるのが、給料です。初任給だけを比較すると、実は美容師とアイリストの給与に大きな差はありません。しかし、アイリストの方が施術デビューが早い分、昇給や昇進のチャンスは早く訪れます。

以下では、それぞれの給与形態や、年収アップを目指す就職先の選び方について詳しくお伝えしています。

美容師とアイリスト
「1年目の違い」を比較

ここでは、実際に美容師とアイリスト両方を経験した方に「入社後、1年目の違い」についてお話しを伺いました。それぞれの勤務スタイルや給与の違いなど、ぜひ参考にご覧ください。

何歳まで働ける?
美容師とアイリストの将来性

就職先や転職先を決める際は、何歳まで働けるか、将来性を視野に入れて選ぶことも大切です。ここでは、美容師とアイリストの2つの職業を経験した方に将来性の違いについてお話しを伺いました。昇給システムの違いや、体力的な負担についてなど、リアルな声をご参考ください。

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