アイブロウリストには、美容師の国家資格以外に必須の資格はありません。どんな技術を身につけられるかは、研修内容や期間、講師の質によってさまざま。ここでは、美容師からアイブロウリストに転職をし、現在は技術指導をされている方に、美容師の研修との違いや、未経験からデビューまでの技術上達の裏側などお聞きしました。
例えば、ハサミなどを使わずお客様の顔に触れない範囲の接客であれば資格は不要とされていますが、眉をカットしたりするアイブロウリストになる場合は、国家資格である「美容師免許」が必須です。
美容師免許以外の資格は特に必要ないものの、多くのサロンでは「高い技術を持つスタッフ」という称号を得るための試験や、技術研修などが用意されています。次では、当メディア監修のメンズ眉サロン「プラスエイト」の技術指導を例に、美容師免許を活かしてどんな新しいスキルアップができるのか見ていきましょう。
美容師免許を活かしてアイリストになる方法をチェックしたい方は、以下のページもご参考ください。
今回ご協力いただいたのは、メンズ眉毛サロン「プラスエイト」の現役アイブロウリスト・岡田 彩香さん。2018年に美容師からアイブロウリストへ転身し、現在は「プラスエイト新宿店」にて技術指導者として活躍中です。
「私が転職をしようと思ったきっかけは、美容師の頃から女性よりも大きな変化が感じられるメンズのカットが好きだったのと、前職を5年働いた頃に給料や働きやすさに不満を感じたからです。メンズ特化のアイブロウリストは、当時珍しい職業で面白そうだなと思い転職を決意しました。」
「私の美容師時代は下積みが長く、練習自体も毎日の営業終わりに行うため、日々の寝不足や疲労が取れないまま次の日に持ち越す日々でした。研修カリキュラムも定まっておらず、スタイリストによって技術が異なっていたため、なかなか成長できなかった気がします。
プラスエイトの研修は、技術者側も教え方などを統一して、常に全員が同じことを教えられるよう情報交換をしています。入社後に施術がスムーズにできるよう、1から教えて店舗デビューするので、営業後に必死に練習をすることがないんです。業後のプライベートも充実しますし、翌日眠気に負けることや疲労を引きずることもありません。その点が、未経験や中途でも安心して働けるプラスエイトの魅力だと思います。」
「プラスエイトでは、入社~1ヵ月目に座学や基礎的なスキルを学ぶ『A研修』と、2ヵ月目以降に実際店舗に出て研修を行う『B研修』の2つがあります。B研修は、研修生から正社員雇用の試験に備えた期間でもあります。
店舗研修といっても、A研修を終えてからすぐにフルタイムで入客することはありません。眉の仕上がりにまだ不安のある時期なので、先輩スタッフによるデザインチェックや、本人の希望があれば合間に練習を見てもらえたりします。
A研修で一連の流れを掴めるようになったとはいえ、実際にお客様の施術に入るのは不安だし緊張もしますよね。だからこそ、プラスエイトには2つ目のB研修があるんです。
配属先の店舗でしっかり研修サポートが受けられるので、施術や接客で不安な部分を取り除くことができます。B研修は『分からない』を少しでも軽減できることや、施術に慣れていくための期間です。一般的に入社後2ヵ月だと、美容師やアイリストはまだ通常入客もできない時期かと思います。そういったサロンが多い中、プラスエイトでは2ヵ月目には、1人のスタイリストとしてデビューできます。」
「さらにプラスエイトならではの強みが、JBSと提携してスタッフのスキルアップを後押ししていることです。眉の形・太さ・角度まで、さまざまな提案ができるようになったり、左右対称をつくる際どこを調整すれば左右が揃うのか、何が原因で左右の形が違ってしまうのかなど、眉毛を見れば一瞬で分かるようになります。
そもそもアイブロウの施術は、眉毛を点と線で考えて定義に基づいて行っていくのですが、その定義を覚えていなければ、左右差がある人のお顔では対応ができません。基礎がしっかりしているスクールの技術を取り入れているからこそ、応用もできるようになっていくのです。初めは意味が分からず苦労しているスタッフも、勉強しているうちに理解できるようになります。
いきなり人のお顔で練習するのは難しいので、最初は左右対称のマネキンの顔でデザイン練習をしてから、応用練習として実際の人の顔で練習を行います。これを繰り返していくことで、さまざまな眉の悩みを持つお客様に対してコンプレックスの解消法を提案できるようになります。
施術デビューをした後も、JBSの試験を定期的に受けることで、今現在の自分の力量を知り、日々技術を向上していくことが可能になります。」
「プラスエイトは、眉毛の形のみにフォーカスしているサロンではないところが魅力です。いらっしゃるお客様一人ひとりに寄り添い、なりたいご自身のイメージや周りの方から見られる印象など、さまざまな角度からお客様の理想の自分を導き出し、お顔の印象を変えていきます。プラスエイトは研修やサポートだけでなく、カウンセリングにも力をいれているので、施術者としての自信を高めていける環境だと思います。」
「ネガティブはネガティブを生み出すと思っているので、まずは入社したからには楽しく働いてほしいです!誰もがみんなアイブロウ経験者ではありません。研修をしていると、『できない、覚えがわるい、センスがない』という声も聞こえてきますが、最初からできる人はいません。できなくて当たり前!未経験入社のスタッフがほとんどなので、できる・できないは気にしないでいただきたいなと思います!
私たちは、これから一緒に頑張っていきたいという気持ちで皆さんを指導します!やる気があればどうにでもなる、アイブロウリストになりたいという気持ちだけで充分です。
『お客様を幸せにしたい!一緒に働く仲間と楽しく働きたい!』という気持ちを持っている方は、ぜひプラスエイトを選んでいただけるとうれしいです。やったことのない業種に足を踏み出すのは、かなり勇気がいることだと思いますが、私もその一歩を踏み出した一人です。小さな一歩ではありましたが、今とても勇気を出して転職してよかったなと思っています。一緒に、新たな道を切り開きましょう!」
引用元:プラスエイト公式採用サイト(https://www.plus8.bz/recruit/)
プラスエイトでは、「働くスタッフがHAPPYになれるように」と高水準の給与・教育・キャリアアップ制度を重視しています。初任給モデルは「求人ボックス」掲載企業の「初任給」相場*と比較しても高い27万円~(2024年5月調査時点)。入社後は、JBS認定インストラクターが、マンツーマンでアイブロウ技術を指導してくれます。研修は業務時間外ではなく、営業時間内に行っています。
また、やる気次第では1年目から店長を目指すことも可能。有休はもちろん、産休・育休といった女性のキャリアを促す制度を整えたり、男性スタッフの採用も積極的に行ったりと、男女問わず、美容業界でキャリアアップしたい人たちをバックアップしています。
参照元:求人ボックス「美容師」(2024年5月調査時点、22万円)(https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/美容師の年収・時給)
「アイリスト」(2024年5月調査時点、23万円)(https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/アイリストの年収・時給)
プラスエイトのモットーは、「お客様を笑顔にするために、まずはスタッフがHAPPYになること」。その言葉通り、スタッフたちからも「アットホームな雰囲気で仕事ができる*1」「明るい人達しかいない*2」「プライベートと仕事の切り替えもうまくできる*3」などの声が挙がっています。
また、シフト制を採用しており、毎月3日間の希望休が出せるのが嬉しいところ。土日祝日も休めるなど、社員ファーストの環境が整っていることが、スタッフの満足度の高さにつながっているようです。
参照元:VOiCE「プラスエイト」現役社員の口コミ
*1(https://www.shain-voice.com/corporate/57/comments/cat3?page=4)
*2(https://www.shain-voice.com/corporate/57/comments/cat3?page=5)
*3(https://www.shain-voice.com/corporate/57/comments/cat6?page=2)
※2024年7月1日調査時点の情報です。
最新情報は公式HPをご確認ください。
ここでは、アイブロウリストとして転職した方たちのインタビューを紹介! 20代で転職を決めたきっかけや、転職後の生活の変化など、ぜひ皆さんのリアルな声を次のキャリアチェンジの参考にしてみてください。
左:池袋店 A.Iさん (2021年10月入社)
右:渋谷店 nonさん (2021年1月入社)
マツエクサロンで働いていたお二人に共通していたのは「施術が自分に合わないのではないか?」という疑問と、職業柄「疲労が溜まりやすく、モチベーション低下につながってしまっていた」ことでした。入社後は、スタッフ同士の助け合いや、技術とカウンセリング力の高さ、アイブロウリストの感性が活きる唯一無二の眉デザインが提供できることなどに、やりがいを感じているそうです。
横浜TSプラザ店 K.Sさん(2020年8月 入社)
前職では、ヘアメイク業務が時間に追われて作業化してしまい、いつからか「楽しさ」が失われてしまったと言います。採用面接での佐々木代表の陽気な人柄が印象的で、面接で初めて「希望休」を聞かれたことにも驚いたそうです。眉毛カットとワックス脱毛の違いを学び、研修を通じて技術を身につけたK.Sさんは、未経験者でも互いにサポートし合う環境が整っていることや、休日の充実度が増したことにもHAPPYを感じていると言います。
新宿店 優さん(2024年7月 入社)
美容師免許を持ち、アパレル会社に勤めていた優さん。資格を活かして美容関係の仕事に関わり続けたいと思い、一念発起して上京。現状まだ業界には男性アイブロウリストが少なく、SNSや人々の注目を集めやすいと感じて入社したそう。佐々木代表との面接ではリラックスしながらも自分の想いをぶつけたというアツいエピソードも。メンズスタッフとしての可能性や、美容師免許を活かしたい男性へのアドバイスも語ってくれました。
渋谷店 mさん(2021年2月 入社)
美容師以上に「夢中になれる職業」を探していたというmさん。「メンズ眉毛サロン」という新鮮さや需要を感じて興味を持ち、面接時の佐々木代表の熱意に感動して入社を決意したそう。プラスエイトは業界でも給与のスタート額が高く、土日休みが取れてプライベートも充実できることから、美容師時代に抱えていたストレスも激減。給料や人間関係で悩んで転職してきた仲間が多く、スムーズに馴染めたという話も語ってくれました。
新宿店 岡田彩香さん(2018年4月 入社)
美容師時代にメンズカットが好きだったものの、給料や働きやすさに不満を感じていたという彩香さん。メンズ特化のアイブロウに挑戦するためプラスエイトに入社、現在は技術指導者として未経験者の技術サポートをしています。美容師の下積み期間とは違う「営業後、強制的な練習をしない」研修の仕組みや、未経験者も施術者としての自信を持てる実践研修、そして「楽しい!」と感じながら働ける環境づくりについて語ってくれました。
新宿店 suzuさん(2019年4月入社 入社)
美容師を辞めたいという気持ちよりも、「眉の施術がしたい」という思いが強かったというsuzuさん。入社当時は男女専門問わず、今よりも眉毛サロン自体の知名度が低かったものの、SNSで見たプラスエイトのお客様のビフォーアフターに衝撃を受けて、その日のうちに応募したと言います。実際に美容師時代よりも給与が上がり、休日も充実して過ごせていることから、『本当に転職して良かった』と今では感じているそうです。
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