過酷な労働にもかかわらず、お給料が低い美容師。2023年のホットペッパービューティーアカデミーの調査によると、美容師の転職理由の3位に「給与に関して不満がある」*がランクインしています。
ここでは、美容師の給与体系の問題点や、不満を解消するための転職先の選び方をお伝えします。
*参照元:リクルート ホットペッパービューティーアカデミー「美容就業実態調査2023」[PDF](https://hba.beauty.hotpepper.jp/wp/wp-content/uploads/2023/04/data_work_20230422.pdf)
※15歳以上の美容師、ネイル、アイビューティー、エステティック、リラクゼーションを職業とする方を対象に、2023年1月10日~2月24日に調査。
多くの美容室が、給与体系に歩合制を取り入れています。歩合制のサロンでは、最低保証金額(固定給)に加えて、売上の数%が歩合給として上乗せされます。
向上心のある人にとっては、自分の努力や実力がそのまま給料に反映される歩合制は、理想の給与形態かもしれません。閑散期などの時期によっても売上は左右されるので、毎月安定して稼ぐにはハードルもあります。
また、美容師はアシスタント期間は基本的に固定給のみというサロンも少なくありません。スタイリストデビューまでの期間も決して短くないため、昇給までにかなりの時間がかかり、途中で心が折れてしまう人もいます。
美容師は仕事が過酷なわりに給料が低く設定されがちですが、その理由として価格競争が激しいことが考えられます。美容室の店舗数は、2021年時点で26万4223軒*あり、現在さらに増えています。
一方、日本では少子高齢化が進んでいるため、美容室の数と人口の数が見合っていない状況。そのため、近年は多くのサロンが顧客を獲得するために施術料金を下げざるを得なくなり、年々価格競争は激化しています。経営する上で、固定費や広告費より先に人件費からカットしているサロンもあり、美容師の薄給がますます懸念されています。
参照元:厚生労働省「令和3年度衛生行政報告例の概況」[PDF](https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei_houkoku/21/dl/kekka3.pdf)
美容師の給料が低い理由には、昇給やキャリアアップの少なさも関係しています。一般的な企業では勤続年数による昇給がありますが、歩合制の美容室では勤続年数問わず、成果が第一に求められます。
美容室でトップスタイリストや店長になるには、経験値や相応の努力も必要です。また、スキル磨きや部下の教育などを頑張っても、その努力が給料に反映されないとモチベーションは低下していきます。美容室で給与を上げていくには、確実なキャリアプランを描く必要がありそうです。
美容関係の仕事は続けつつ給料の不安を解消するために、どんな転職先を選べば良いか、ここではアイブロウリストとして活躍する方の声を参考にポイントをお伝えします。
口コミ参照元:VOiCE「プラスエイト」(https://www.shain-voice.com/corporate/57)
また、転職先を探す際は、次の5つのポイントもチェックしてみましょう。
転職先で給料UPを目指す場合は、昇進やキャリアップ制度が充実している会社を選ぶことも大切です。会社が全面的にスキルアップを支援してくれて、やる気次第で役職につけるようなサロンなら、入社後も給料アップが見込めるはずです。さらに、資格取得やマネジメントなど、施術以外の努力や貢献を給料に反映してくれるサロンなら、よりモチベーションを高く保つことができるでしょう。
口コミ参照元:VOiCE「プラスエイト」(https://www.shain-voice.com/corporate/57)
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